焼き畑跡の不毛地で定地型農業を指導
地球温暖化の原因となっている熱帯雨林の森林破壊は、先進国による木材伐採によるものばかりではありません。現地民による焼き畑農業によるところも大きいのです。
焼き畑農業は、本来は焼いた土地の地力の回復を待って計画的に行っていかなければならないものです。しかし、現地民による過度の焼き畑耕作の結果、土地は土壌流出や砂漠化を進めてしまったのです。
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その背後には、人口増加による食糧不足や近代化への波からくる現金収入への欲求などが原因にあります。これらを解決するには、手っ取り早く目の前にある土地を焼いて畑を増やすしかなかったのです。
焼き畑農業による森林破壊を止めるには、輸入国の自給率を高めて輸入量を減らしていくのはもちろんのこと、現地の土地の土壌改良や効率的な定地型農業の技術指導、または焼き畑に代わる産業の推進などが必要になります。
コスモ石油では、NPO法人との協力により、木材伐採や焼き畑農業で森林破壊の進んだフィリピン・パラワン島で、これらに代わる産業としての養蚕の技術指導を行っています。数年に及ぶ指導の結果、今では、現地民独自で蚕の飼育をはじめ、糸を紡いで織物を作るまでに至っています。
最終的な目標は、生活と環境保全を両立させる循環型社会の構築です。また、パプアニューギニアでは定地型有機農業の指導やノニの加工を地場産業として将来的には自立運営を目指すように指導しています。
最終的には、地域で意識改革がなされるよう、若年層には環境保全に対する考え方も指導しています。
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